足場の組み立てにおいて必要な資格は?

足場を組むためには専門的な知識が必要です。安心安全な足場を組むために必要な資格とは?そして受講資格や講習内容とは?これから取得を目指す人に紹介いたします。

足場とは

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足場とは高所作業において、必要な足場を作る構造物のことをいいます。

さまざまなタイプがあり、それに適応した部品を選択、それを用いて組み立てていきます。

必要な足場の高さによって適している足場は異なり、ざっくり4タイプのものが活用されています。

狭いところでも組み立てやすいもの、緊結を増やして横揺れを少なくしているタイプなど、その現場によって組み立てる足場を決めます。

足場資材は直接購入しにいくこともできますが、通販で販売店に見積りを依頼、そしてそれに納得して漸く注文書を受け取り、それで発注することができます。

急遽発注しなくてはいけなくなった際に、きちんと知識をもっていないと使用できない部品を発注してしまう可能性があるので、そのミスを防ぐためにもしっかり確認が必要です。

発注ミスをすると作業期間の延期にも繋がってしまうので、ミスなく滞りのない作業を心がけなくてはならないです。

足場の組み立て作業における技能講習

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足場の組立て等作業主任者技能講習、これは労働安全衛生法の第6条15号に則り実施されている、工事現場において必要な取り組みです。

足場というのは命を守るためのものでもあります。

安全対策として立てられているこれは足場の組立て等作業主任者技能講習修了者の中から作業主任者を専任する必要があります。

足場特別教育と混同されがちですが、その内容は全く異なります。

足場特別教育は作業者の暗然衛生教育を目的にしていますが、足場の組立て等作業主任者技能講習は作業者としてというよりも足場の組立て作業をする際に必要な指揮監督者を養成するために必要な講習とされています。

つり足場や張り出し足場など、他にも高さ5メートル以上になる足場の組み立ては勿論のこと解体や変更などの指示を作業者に的確に出すために知識を問う資格とされています。

足場作業をするだけにおいては受ける必要はないかもしれませんが、作業主任者を目指すのであれば足場の組立て等作業主任者技能講習は必ず受けるべきものとなっています。

作業者の暗然衛生教育では作業主任者にはなれないのです。

足場特別教育も大事なものですが、それの上位資格なのがこの足場の組立て等作業主任者技能講習です。

いま比較されている足場特別教育ですが、内容はどういうものかというと建設工事において組み立てる足場、これの転落や墜落等の労働災害を防止するために義務化されているものです。

全ての足場を組む人が取得の対象となっており、足場の高さに規定はないです。

ただし、あくまで足場を組む人にだけ施される教育となっており、床上や地上で足場材を運搬・整理をする補助においてはこの高所作業対象業務にはあたらないので、この教育は施されないです。

しかし、できることが多い方がやはり人材としては価値がでてきます。

それゆえに、工事現場で従事する人は、これら足場特別教育はもちろん、その上位にあたる足場の組立て等作業主任者技能講習を受ける人が多いです。

足場は作業員の安全確保のために万全にしておかなければならないもので、ミスは許されないものです。

安全な足場を組立てて利用するためにも、これらの講習や教育を受講し、必要な知識をいれて安全安心な現場を心がけるべきものなのです。

作業において足場というものは欠かせないものです。

受講資格について

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多くの資格がありますが、取得しただけではまだ効果を発揮しないものもあれば、取得するまでに必要な経歴があるものも多いです。

実用資格ほどその傾向が強く、専門性のある知識と経験をある程度積んでから受講に臨める資格は、現場作業などで特に多いです。

足場の組立て等作業主任者技能講習も同様で、受講資格があります。

ここではそれについて紹介いたします。

足場の組立て等作業主任者技能講習は満21歳以上で足場の組立て・解体・変更に関する作業を三年以上経験、従事した人が対象となります。

但しこれは年少者労働基準規則に基づくもので、満18才に達してからの経験年数になるので、18才になるまでの分は対象外です。

また他にも、専門学科を大学、高等学校、高等専門学校において卒業、そしてその後二年以上の足場組立て・解体・変更作業に従事した方も対象になります。

学科卒業者の方は卒業証明書の写しが必須になります。

実際の経験年数が必要で、一見取得しづらい資格のように感じられるかもしれませんが、これらは取得可能年数になったならぜひ取得しておきたいものです。

中には職場からのすすめで取得をする人もいます。

費用について

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足場の組立て等作業主任者技能講習の受講料は16,000円で、比較的安く取得できるのがポイントです。

また学科一部免除の場合は一万円に満たない金額で取得できるのでぜひ受講をおすすめいたします。

またそこから、足場の組立て等作業主任者能力向上教育などもあり、それらも安価で受講できるので検討をおすすめいたします。

また当該講習は建設事業主に対する助成金制度の対象になっています。

これら講習は足場施工事業において必要不可欠な講習なので、受講は必ずしておきたいところです。

こうした資格は取得できるのであればしておくにこしたことはないものばかりです。

本来の効力がブランクでいずれ消える資格はあるものの、資格取得の事実自体は消えずずっと使い続けられます。

足場販売店利用の流れについて

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足場は通販で販売されており、とても便利な手順で利用が可能です。

ここではその注文の流れを例としてあげていきます。

個人で利用する通販とはまた異なりますので、手順としてはまずは問い合わせである

ことが多いです。

足場は安く購入できるものではないので、まずは見積りをだしてもらいます。

WEBで見積り依頼が可能なので、手軽に頼むことが可能です。

そしてその見積書を確認し、納得いけばそのあとから注文の流れです。

納期は見積書の段階で一緒に出してくれる場合が殆どなので、そのときに確認可能です。

そしてご注文、お支払いの流れとなっています。

トラックチャーターなどでの発想で、荷下ろしについては対応していないことが多いので、お客様側が行います。

梱包材などはお客様側で処分する手筈です。

通販でも足場の発注が可能、というのは非常に便利なことです。

足場の組立てにおいて必要な資格についてのまとめ

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足場組立てにおいて、足場特別教育と足場の組立て等作業主任者技能講習は大事な講習で、従事するには必須のものとなっています。

受講資格があるので、それに達する必要がありますが、その条件に達したなら直ぐに講習について考えるのがおすすめです。

資格は取得しておいて損はないもの、そして何よりも安全な現場のためにこれを受けておかなければならないです。

また、助成金がでていますので、それを利用すれば受講者や建設事業主の負担も軽く受講できます。

建設事業は世の中において必要なもの、世の中が偏移していっても建設関連は人間において必要な衣食住の中でも変わらず必要なものです。

そして墜落防止対策強化のため改正も繰り返されるもの、非常に重要視されています。

足場施工事業するにおいて大事なのが足場の組立て等作業主任者技能講習です。